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DJプレイとストリーミング

現在、私たちはソーシャルディスタンシングを実施している状況です。一刻も早く状況が落ち着き再びダンスフロアに戻れる日を願うばかりですが、家でDJプレイすることも大切な音楽創作活動の一部です。 このような時こそ、音楽ストリーミング配信サービスをあなたのDJライフに取り入れてみてはいかがでしょう? 今回は、その際に知っておきたいことについてまとめました。

「もしも自分が様々なジャンルの莫大なライブラリを所有していたら、、、」
常に変化するダンスフロアに対して独自の創造性を発揮することが求められるDJであれば、そう夢見たことがある人も少なくないはずです。

この夢は、幸いにも現代に生きる私たちにとって現実的なものとなりました。

可能にしたのは、ストリーミング音楽配信サービスとDJアプリケーションの連携です。rekordboxはBeatportやBeatsourceに対応しているので、豊富な楽曲カタログを直接rekordboxでストリーミング再生することができます。(※ご利用にはストリーミング音楽配信サービスとの契約が必要です。)

しかしながら、具体的に自分のDJライフに取り入れるにあたって、どのような利点があるか気になる人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は音楽ストリーミング配信サービスを用いて可能になること、知っておくべきことをまとめました。

 

DJライブラリの拡張

ストリーミング音楽配信サービスを利用することにより、PCのハードディスクの容量を気にせず、選曲の選択肢を飛躍的に広げることができます。

このことは、初心者にとって魅力的であるといえます。DJを始めたばかりの時、どのようなスタイルやジャンルの曲をかけるべきか迷う人も多いでしょう。しかし、ストリーミング音楽配信サービスを利用し実際に興味のある曲をミックスすることで、自分の表現したいスタイルのイメージがつかみやすくなるはずです。

DJ経験者にとっても、今まで挑戦したことのないジャンルや曲をより気軽にトライできるようになります。新しくプレイに取り入れたい曲やジャンル、または普段はセットに取り入れないジャンルの曲でDJをすることで、スキルアップや新たな発見があるかもしれません。

 

より自由かつ柔軟性のあるDJプレイを実現

DJ中にとっさに観客のリクエストを受けたり、準備をしていないジャンルの曲をかけたい時にも、ストリーミングサービスは役立ちます。ダンスフロアが活気を失った時、異なるジャンルの曲をかけることで盛り上がりを取り戻すことができるかもしれません。

 

インターネット接続の必要性

ストリーミング音楽配信サービスを使用してDJをする際の懸念点として、ベニューでのインターネットアクセスの有無、そして安定性があげられます。

しかし、昨今多くのクラブではWi-Fiが整備されているうえ、Beatport ProfessionalではPCのハードドライブに曲を保存することができます(上限曲数あり)。よって、万が一現場のインターネットが不安定になった場合に備えた準備が可能なため、より安心してプレイをすることができます。

 

すでに持っている曲と組み合わせてプレイが可能

すでにrekordboxに保存してある楽曲と同じように、ストリーミング再生をする際もBPM、KEY、および波形が解析されます。また、Hot CueやLoopといった設定も同様に保存されるので、ストリーミング音楽配信サービスとrekordboxに保存してある音源を合わせてシームレスにプレイをすることができます。

くわえてrekordbox for Mac/Windowsでは、ストリーミング音楽配信サービスの音源とrekordboxに保存済みの音源を同じプレイリストに保存することが可能です。(※ ストリーミング音楽配信サービスの楽曲を使用する際は録音機能が使用できません)

 

自分にあったプレイスタイルを探そう

しかしながら、必ずしも莫大なライブラリへのアクセスがあることがベストなMIXを生み出すとは限りません。DJによっては、創造性をかき立てるために入念に厳選されたレコードでプレイをすることもあります。選択肢が限られていることにより、クリエイティビティが刺激される場合もあるのです。

DJをする際に最も大切なのは、その場の雰囲気に合わせて選曲とミックスをする感覚です。

そして今まで、その感覚を最大に発揮させる手段として、テクノロジーが様々な機能を世に送り出してきました。ストリーミング配信サービスも、今までDJが自然と取り入れてきた技術やプロセスをより簡単に行い、理想の表現を実現するための一つの方法であると言えるでしょう。